東京は雨が続いています。すっかり秋の気配を感じますが、晴れていないので、なかなか出かけることもできません。
なんだかんだといろいろあって、総理が辞任しました。先週の総裁選の日程が決まった8月26日から、毎日のように動きがありましたが力が尽きたようです。支持率が下がって選挙が厳しくなるということが大きな理由のようで、そういう意味では新聞社やテレビ局の世論調査の影響力が大きいことを感じますが、最近の総理会見は覇気が感じられず、国民の敬意、と言えなくても関心を集めることが出来なくなったのは限界を感じさせました。マスコミの影響力と言えば、31日(火)に「解散か」との記事が出て1日(水)に菅総理が「解散も総裁選先送りもしない」と言わされたのは、誤報と言われていて、紙面が政局を悪い意味で動かしてしまったことは禍根を残すでしょう。
今後は総裁選に向けて、誰が候補になるのか、なれるのか、の準々決勝があって、総裁選の準決勝があって、決勝の総選挙という展開です。これからもいろいろあるのでしょうが、ウオッチャーとしては食傷気味です。総選挙の日程について大まかなコンセンサスを得て、11月なら11月でもいいので、いつ総選挙なのかはっきりさせて欲しいと思います。
野党も菅総理をたたく戦術はもはや使うことが出来ず、むしろ選挙は苦戦が予想されます。投げ出したとか、臨時国会を開くべきとか、どうでもいいような揚げ足を取らずに選挙に向けた真面目な発信をして欲しいと思います。
国民はうつろいやすく、辞任によって急に風は自民党に流れています。自民党は強い政党、しぶとい政党です。しかしまだ先は分かりません。ちょっとしたことで、国民の投票も変わるのでしょあ。なので予想にあまり意味はなく、選挙の結果だけを知りたいと思うようになりました。選挙が終われば、最長4年間は落ち着いて政策課題にあたれるでしょうから、少し先になっても新しい政治勢力の下で、国難に向き合って欲しいと思います。